ニュー大漁 ストーリー ところで、あなたは、あの幻のピンクの大鯛を覚えていますか?奴は最近、漁場にはめっきり姿を見せなくなったそうです。実は名もない素人に釣られてしまったんだとか、もう年なので死んでしまったとか色々言われていますが・・・。 ある日、ピンクの大鯛のウワサをしている漁師達のところへ、一人の少年が寄ってきて言いまました。 「あの幻の大鯛を釣って、もう食べてしまったよ」 「なんだと。そんなら証拠を見せろ」漁師達は口々に言いました。 「食べてしまったのだから証拠はないよ」と、少年はと言い張ります。頭にきた漁師達は、「こんな悪ガキは海へぶちこんでしまえ」「そうだそうだ」と少年を海へ投げ込もうとしました。すると少年は「信じてくれないのなら仕方がない。でも見のがしてくれるなら、どうやって鯛を釣ったか教えてあげるよ」と言いました。漁師達は少年を海に投げ込もうとした手を止めました。釣った方法を聞きたくなったのです。 少年は、持っていた大漁旗を取り出しました。「これを漁に出る前から掲げていれば、必ずどんな獲物でも寄ってくる。あのピンクの大鯛も例外ではなかった」と言うのです これには、漁師達は呆れかえりました。「大漁旗を漁に出る前から掲げるのだと。そんな馬鹿な」大漁旗は大漁だった時に掲げて帰ってくるものです。行く前から掲げていると、いい笑い者になります。皆さっきまでの勢いはどこへやら、子どもの言う事を間に受けていた自分達がバカバカしくなり、三々五々帰っていきました。 その後には、大漁旗を持った少年と、あなただけが残りました。 少年は、「信じてくれたのはどうやらあなただけのようだ。1日だけこの旗を貸しましょう」と言いました。 さて、あなたはどうしますか?大漁を信じて、漁に出る前から大漁旗を掲げる勇気がありますか? |
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